「一緒に食べよう」山友会

山友会(東京の山谷地域を中心に、社会的に孤立して生活に困窮した方々を支援し、コミュニティづくりを目指す団体)
40周年のつどいで、くり返し分かち合われた言葉が「一緒に食べよう」でした。
援助マリア修道会の姉妹たちも、食事作りのお手伝いをとおして、この「一緒に食べる」ミッションに長らく仕えてきました。

元ホームレス状態にあった野宿者の方々の多くは、生活保護を受けてアパートなどの屋根の下で生活できるようになりました。
労働者の街が福祉の街に変貌し、現在は観光客向けのビジネスホテルなどの土地開発が進むなか、
部屋があっても、一人孤独に食事をとっている人がたくさんいます。
山友会は、そんな方々に地道に声をかけ、一緒に食事をとれるよう、共に歩み続けてきました。

「一緒に食べよう」と、最後の晩餐でイエスが残してくださったミッションに、山友会のミッションも連なっています。
山友会につながって「一緒に食べる」人たちの笑顔から、食卓に奉仕する、聖体的生き方の一つの実りを感じさせられました。



2024年9月29日 S.M.咲子





TOP援助マリア会とは援助マリア会の霊性援助マリア信徒の会日本の援助マリア会世界の援助マリア会