南相馬修道院からの便り。

明けましておめでとうございます。 今年もどうぞよろしくお願いいたします。
寅い 80歳のTry 。 60の手習い、70は??

新しい年に何ができるでしょうか?
何がやってくるでしょうか?
神のみぞ知り給う。
全き信頼をもって、Try するのみです。

この南相馬便りを通して私のトライは続いています。
パソコンの操作に毎回苦労しながら、
写真を取り込んで適当なところに配置したりは
まだまだ不十分ですが、
何とか皆さんに伝えたくてトライの連続です。

まだ幼稚な手法でお笑いになって
いらっしゃる方もあるでしょうけど、
それに負けずトライ トライです。
      




コロナで苦しんだこの2年間、その中で得られた良いものもたくさんあります。

◆世界がこの苦しみを通して一つになったこと。例外なく同じ苦しみを体験したこと。

◆分断も確かに大きな痛みでしたが、それを乗り越えようとした動き、
それは地球のどんなに遠く離れた人もつなぐことができる、不思議な方法です。
この機械音痴の私でさえ、ズームとやらで南相馬の小高に居ながら、
福山暁の星学院の先生方や福山や西宮のシスターと会議ができるのですから。
鈍行電車、特急列車、新幹線を乗り継いで8時間かけて福山に行く苦労をせずに会えるのですから大したものです。
もちろん、生(なま)の人との出会いとは違いますが、
電話で話すのとはぐっと近いです。(IT難民のことも心に留めて置き去りにしないで!)

◆医療従事者や看護の方々の自分を顧みないで病者に尽くす、人間としての崇高な姿を見せていただいたこと。
そしてその人々への感謝の心を音楽や様々な形で表現された善意の美しさ!

◆教皇様のイタリアの司祭方に向けられた「恐れないでコロナ患者の力となるため、
出かけて行ってください」とのお言葉とそれに従って、コロナ患者のもとへ出て行かれた司祭方は、
キリストが最期の時にもそばにいてくださることの証だとわかったこと。

まだまだ世界中で本当の人間の姿、神に似せて作られた人間の姿があることでしょう。
天地創造の時、神が「見よ、それは極めて良かった。(創世記1:31)」と言われる人間の真の姿です。
新しい年に、この苦しみの中に頂いた、これらのことを活かしていけたら、より良い世界になることでしょう。
いえ、より良い世界を作らなければ、未来の子供たちに感謝される世界を残さなければならないでしょう。
新しい年のすべての人の寅いTry‼を心から祈りで応援致します。

新しい年を、希望と喜びにあふれる平和な年(一日一日)に築いていけますように!
皆様のために心からお祈りしております。

援助マリア修道会南相馬修道院 北村令子


おまけ

小高工房でさせていただいている「なんばんひろば」で、毎週火曜日の午後、
聖霊会の村上シスターの指導でパステル画を楽しんでいます。
2年間の作品の紹介をします。小高工房の窓際に飾ったりして、色あせてしまったものもあります。
2021年12月最後の作品は、

「もうちょっと飲んだら大トラになるにゃん」




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